

資格勉強は「最小限の労力で」をモットーにお話しします。
2級建築施工管理技士(以下、セコカン)はポイントを絞って勉強すれば難しくありません。
合格のポイントは、この3つです。
- 学科は6割でオッケー!を忘れない
- 実地は作文攻略がすべて
- 継続できれば大丈夫
この3つを意識しながら勉強すれば、合格できる可能性は高いです。
では、順番にお話ししますね。
学科は6割でオッケー!を忘れない
学科は、基本的に過去問を3回転させれば大丈夫です。
ですが、絶対に3回転しなければいけない!ということでもないんです。
- 「何回解けば良いのか? → 6割正解すればオッケー」
これが、正しい解答ですね。
回数は問題でなく、6割解ける自信があれば1回転でも大丈夫。
3回転すれば、まぁほぼ合格できるよね、ということです。
ただし、時間は限りあるので、できるだけ最小限に抑えたほうが良いです。
というのも、多くの人は学科に集中し過ぎて、実地の勉強量が少ないんですね。
これは実地の勉強がしにくい、というのも関係しています。
これに関しては、あとで説明しますね。
では、学科の勉強をもう少し深掘りしていきます。
学科は過去問を3回転すればオッケー、といいましたが、
実は3回転できずに挫折するケースが多いんです。
挫折する理由は、「解いていても面白くない」、というのが大きいです。
ではなぜ、解いていても面白くないか?
理由は、このどちらかです。
- 簡単すぎて面白くない
- 難しすぎて面白くない
大人が小学1年生の計算ドリルを解いても、面白くないですよね。
それと一緒で、簡単すぎても勉強を継続するのは難しいんです。
ですが、セコカン試験では、そんな人はいないですよね?
簡単であれば、試験に合格できるので、継続しなくても問題ないし。
基本的には、後者の「難しすぎて面白くない」に当てはまります。
これはテレビゲームと同じです。
最初からラスボス並みの敵がでてきたら、即効ゲームオーバー。
これだと面白くないので、最初は弱いスライムがでるわけです。
で、少しづつ敵が強くなってきて、面白くなっていきます。
資格勉強もこれと同じで、「少し難しい」ぐらいが丁度良いんです。
過去問を解いて挫折する人は、少し敵が強すぎるんですね。
なので、「少し難しいな」と感じる程度の勉強からしていくんです。
- あなたが詳しい分野から解く
- 少しづつ知らない分野に手を出す
- 過去問を本格的に解いていく
こんな感じの流れがベストですね。
例えば、普段の仕事で内装がメインであれば、構造はチンプンカンプンです。
なので、仕上げの問題を中心に解いていけばオッケーです。
「あ、意外と解けるわ」という感覚が最初は大事です。
2級セコカン楽勝やな、というポジティブな気持ちになればオッケー。
次は、少しづつ未知の分野を勉強していきます。
で、「なぜ、難しい問題は難しいのか」というと、知らない単語が多いからです。
これは英語に例えるとわかりやすいですね。
「 This is a pen 」
英語が苦手な人も、これだと意味がわかるはずです。
これは単語が簡単だからですよね。
なので、まずは知らない単語を少しづつ覚える、というのが大事です。
これは過去問を解くのは、効率的ではありません。
なぜなら、文字ばかりで、頭の中でイメージができてないからです。
「 頭の中でイメージがない = リアリティを感じない 」
リアリティを感じれば、自然と単語も覚えていきます。
リアリティを感じるには、「実体験する」が理想ですね。
「建築現場をみる、実際に作業する」
これが一番なのは、言うまでもありませんね。
もし、実体験をするのが難しいなら、
- ホームセンターで資材をみる
- You Tube で動画をみる
- 関連する漫画をみる
というのが、おすすめですね。
過去問を解くだけが勉強ではないんです。
実体験するぐらいのリアリティを感じれたら、何でも良し。
学科のコツは、こんな感じです。
最後にもう一回いいますね、「学科は6割でオッケー」です。
実地は作文攻略がすべて
「学科は6割でオッケー」というのは、学科を勉強しすぎて、実地は無策。
という人が多いからですね。
理由は、実地の勉強に抵抗感を感じるからです。
なぜなら、学科は4択問題なので、わからくても一応解答できます。
ですが、実地は文章問題もあるので、そうはいきません。
学科以上に、頭に負荷をかけて勉強しないといけないんですね。
- 実地を勉強しないと・・ → でも面倒だな → とりあえず学科をしようか
というサイクルで、学科の勉強が順調に進みます。
でもこれだと、実地はアウトで、2級セコカンに受かりません。
なので、学科は6割でオッケー、実地を頑張ろう!と切り替えましょう。
そろそろ本題にいきます。
「実地は作文攻略がすべて」、なんです。
もちろん作文だけ完璧で、他が不正解ならアウトです。
ですが、学科を受かった人なら、他の問題もある程度は解けるんですよ。
と、この話は長くなりそうなので、別ページにまとめてます。
【まとめ】継続できれば大丈夫
最後は、すこし精神論的な話ですね。
正直、2級セコカンの試験は、勉強を継続できれば受かります。
ですが、忙しい社会人にとっては、その継続が大変なんですね。
人それぞれ環境が違うので、ここで継続するコツは~
なんて話はしませんが、「継続できれば大丈夫」、というのが真実です。
継続できれば100%受かる試験ではありませんが、
忙しい環境でも継続できる人であれば、1回で受からなくても2回目で受かります。
これは仕事でも、スポーツでも同じですよね。
どれだけ仕事できない人でも、10年経てば、それなりには仕事を覚えますし、
ランニングも継続すれば、いつかマラソンも走れます。
2級セコカンの試験も、「毎日、1問でも解いてから寝よう」
と継続することを目標にしても良いと思います。
資格勉強の本質は、コツコツ勉強するだけ、ですからね。
最後にまとめると、
- 学科 → 6割でオッケー
- 実地 → 作文攻略が鍵
- 結論 → 継続できれば大丈夫
という感じです。
学科は過去問を解けば、独学でも合格できます。
でも、作文が苦手な人は、実地で手こずるので注意してくださいね。