リフォーム業,資格
永山永山

こんにちは、永山たくまです!

僕はインテリアコーディネーター・建築施工管理技士など、複数のリフォーム系資格を取得しています。なので、

  • リフォーム業界だと、どんな資格が有利なのか?
  • リフォームの仕事をしたいけど、どんな資格があるの?

という人のために、ここではリフォームの資格を紹介しています。
建築全体だとリフォームは小さい分野ですが、意外と幅広い知識が必要です。

なので、関連する資格をあげるとキリがありません。
数多い資格の中から、キャリアに関係する資格を優先して取得しましょう。

それでは、具体的にお話しをしていきます。

リフォーム資格一覧

建築士

建築業やってます、というと誰もがイメージするのが建築士
大きくわけると全部で5種類の資格があります。
・・、がリフォームの規模だとこの3種類が主になります。

  • 1級建築士
  • 2級建築士
  • 木造建築士

リフォームの場合、壁や柱をとる工事もあります。
その際、構造的に大丈夫なのか?を判断するためにも、
建物の体系的な知識は欠かせません。

あとは、建設業許可の免許を取得するときにも、
資格があると取得しやすいので、お薦めの資格です。

【参考】2級建築士の勉強方法、合格のコツ

建築施工管理技士

現場監督や親方を目指すなら、この資格ですね。
1級と2級があり、2級はさらに建築、躯体、仕上げに分けられます。

  • 1級建築施工管理技士
  • 2級建築施工管理技士(建築・躯体・仕上げ)

ゼネコン系の会社なら、多くの人が持っている資格です。
リフォームでも現場監督をするなら、持っていて損はないです。
お客さんの信用にもつながるので、現場は進めやすくなります。

あとは、建設業許可を取得するのにもあると便利です。
設計よりか現場派の人にはお薦めです。

【参考】2級建築施工管理技士の勉強方法、合格のコツ

インテリアコーディネーター

主婦やOLに人気がある資格で、認知度も高いですね。
直接的に役立つ資格・・というよりか、あれば第一印象が良い資格。
関連資格として、キッチン廻りが中心のキッチンスペシャリストもあります。

他にもインテリアプランナーという資格があります。
インテリアプランナーはより設計に近い資格で、認知度のわりに難易度は高めです。

住宅の提案といった視点だと関連資格は多くあります。

  • インテリアコーディネーター
  • インテリアプランナー
  • キッチンスペシャリスト
  • リビングスタイリスト
  • 窓装飾プランナー
  • リフォームスタイリスト
  • リフォーム提案士
  • マンションリフォームマネージャー
  • 増改築相談員
  • 建築基準適合判定資格者
  • 住宅建築コーディネーター
  • 公認ホームインスペクター(住宅診断士)
  • 間取りプランナー
  • インテリアセルフアテンド
  • ファブリックスペシャリスト
  • インテリア家具コンシェルジュ
  • 猫との住まいアドバイザー
  • 壁紙スペシャリスト

それぞれ、強みや特徴も違うので、あなたに必要なスキルは何なのか。
を見極めたうえで、資格取得に挑戦してみましょう。

【参考】インテリアコーディネーターの勉強方法、合格のコツ

CAD・3Dパース

リフォーム、建築の見積書は、一般の人にとって解読が難しいものです。
工事前に完成後をイメージする手段として、図面やパースは必要不可欠です。

  • 建築CAD検定試験准1級
  • 建築CAD検定試験2級
  • 建築CAD検定試験3級
  • 建築CAD検定試験4級
  • Space Designer検定試験
  • 3Dマイホームデザイナー検定

これらの資格を取得することで、よりレベルの高い表現力を身につけれます。
プレゼンのスキルで契約する、しないに大きな差がでるでしょう。

【参考】建築CADの資格一覧
【参考】建築パースの資格一覧

不動産

不動産業界では必須の資格です。給与アップや転職にも有利に働きます。
リフォーム業界でもリノベーションが活性化しているので、今後需要がある資格。

  • 宅地建物取引士

【参考】宅地建物取引士の勉強方法、合格のコツ

資格者でないと、重要事項説明書の説明はできません。
さらには、事務所スタッフの5人に1人は資格所持者でないといけません。
資格を持っているだけで、かなり有利なのでお薦めの資格です。

  • ホームステージャー1級
  • ホームステージャー2級

不動産業の仕事の一つは、物件の販売です。
家という高額な商品を売るには、あらゆる知識が必要です。
ホームステージングのスキルは物件販売の一つの手段として有効です。

  • ファイナンシャルプランナー(FP)1級
  • ファイナンシャルプランナー(FP)2級
  • ファイナンシャルプランナー(FP)3級
  • 住宅ローンアドバイザー

不動産は、資産でもあります。
資産運用という視点のアドバイスも大切です。
「賃貸が良いか?分譲が良いか?」
は、誰もが悩みますからね。

電気

  • 第一種電気工事士
  • 第二種電気工事士
  • 1級電気工事施工管理技士
  • 2級電気工事施工管理技士

電気工事をするのに電気工事士は必須の資格です。
1級と2級があり、2級には工事規模の制限があります。

実際に電気工事をするのに必要な資格です。
なので、職人として働いていきたい人はぜひ取りましょう。
電気屋さん以外でも、設備、大工をされる人にもお薦めです。

小規模な工事は多能工と言われる職人が有利になります。
少額工事を一式で請け負うならもっていて損はありません。

【参考】電気工事の資格一覧

電気通信

  • 工事担任者
  • 電気通信工事施工管理技士

インターネット回線は、かなり普及しましたね。
電気工事士と合わせて持っておくと希少価値が上がります。

【参考】電気通信工事の資格一覧

照明

  • 照明コンサルタント
  • 照明士
  • ライティングプランナー
  • ライティングコーディネーター

間取り変更する場合にかかせないのが、照明の提案。
照明の色と照度で、使い勝手や部屋の雰囲気は大きく変わります。
体型的な知識がないと、提案が難しい分野です。

照明コンサルタントは通信講座を受講して、合格できます。
照明士はその上位資格で、5年以上の実務経験が必要です。
(※照明学会の会員であれば、受講できるようになりました。)
リフォームだけなら、照明コンサルタントだけでも十分役立ちます。

【参考】照明の資格一覧

福祉住環境コーディネーター

全部で1級、2級、3級と種類があります。
高齢者社会になるので、助成金をつかったリフォームは今後増えていきます。

  • 福祉住環境コーディネーター1級
  • 福祉住環境コーディネーター2級
  • 福祉住環境コーディネーター3級

必ず必要ということはないですが、お客さんからの信用にも繋がります。
間取りの提案にも、こういった知識はあると便利です。
3級から取得すれば簡単ですので、試験慣れしてない人にもお薦めです。

エクステリア・外構

外構、庭廻りの知識として欲しいのがこの資格。
リフォームより規模の大きい仕事向きですが、
リフォームにも外構、庭はかかせない要素です。

  • 1級造園施工管理技士
  • 2級造園施工管理技士
  • 1級エクステリアプランナー
  • 2級エクステリアプランナー
  • エクステリアコーディネーター

植栽のことも基礎から勉強できます。
土木含めて外構廻りの体系的な知識が欲しい人は挑戦しましょう。

【参考】エクステリア工事の資格一覧

色・デザイン

認知度が高く、芸術系の学生に人気がある資格です。
インテリアコーディネート中心の仕事をする人はあると役立ちます。
資格があるというだけで箔がつきますし、
簡単に体系的な知識が得られるので、提案にも説得力がでます。

  • 色彩検定1級
  • 色彩検定2級
  • 色彩検定3級
  • 色彩検定 UC(色のユニバーサルデザイン)級
  • カラーコーディネーター1級
  • カラーコーディネーター2級
  • カラーコーディネーター3級

色彩検定、カラーコーディネーターとどちらの資格が良いか・・
両方共、普遍的な知識はつくので、どちらでも良いと思います。

が、カラーコーディネーターのほうが、建設向けですね。
参考書をさらっと読み比べて、興味あるほうを受験しましょう。

ライフスタイル

建築知識は当然ですが、よりお客さん目線で提案できる知識も大切です。
家に住むお客さんは一人一人、個性やライフスタイルが違います。
これらニッチな知識は、多様化な時代でよりニーズが強くなっています。

  • 愛犬家住宅コーディネーター
  • ライフスタイルリフォームアドバイザー
  • アロマテラピー検定1級
  • アロマテラピー検定2級

整理収納・片づけ

あなたの家は荷物であふれかえってないですか?
家の大きさに対して、物の量がオーバーしてる家庭は多いです。
収納法だけでなく、物を適正量にする提案もできるのがこの資格。

間取り変更のときに、収納量をどれぐらいにすべきか?
お客さんのヒアリングから提案できるのでお薦めの資格です。

  • 整理収納コンサルタント
  • 整理収納アドバイザー1級
  • 整理収納アドバイザー2級

下位資格の2級でもお客さんが知らない知識ばかりです。
1日で合格できる資格なので、試験が苦手な人にも良いですね。

  • 住空間収納プランナー
  • 収納マイスター
  • 整理収納教育士
  • ライフオーガナイザー
  • 片付け収納スペシャリスト

他にも整理収納関連の資格はあります。
あなたの価値観に合った資格に挑戦してみましょう。

【参考】片付け、整理収納の資格一覧

掃除・ハウスクリーニング

お客さんの選択肢はリフォーム1択とは限りません。
リフォームするべきか?掃除で綺麗にするべきか?
もし両方の知識があれば、説得力ある提案ができます。

  • ハウスクリーニング技能検定
  • ハウスクリーニングアドバイザー
  • 掃除能力検定士1級
  • 掃除能力検定士2級
  • 掃除能力検定士3級
  • 掃除能力検定士4級
  • 掃除能力検定士5級

リフォーム業がメインであっても、最低限の知識があると便利です。
まずは掃除検定5級の教科書から読み始めてみましょう。

空き家・古民家・省エネルギー

時代の変化によって、需要が強まる資格もあります。
空き家問題はニュースでもよく取り上げられます。
人口の減少が進むにつれて、需要も増していくでしょう。

  • 空き家管理士
  • 新民家プランナー

時代の変化はテクノロジー、技術の進歩にもあらわれます。
技術が進歩しても使いこなせない・・
的確にアドバイスするには正しい情報が必要です。

  • エネルギーマネジメントアドバイザー認定講座
  • スマートマスター
  • 太陽光発電アドバイザー

水道

  • 管工事施工管理技術士
  • 給水装置工事主任技術者
  • 下水道排水設備工事責任技術者

【参考】水道工事の資格一覧

ガス・LP

  • ガス主任技術者
  • 液化石油ガス設備士
  • 簡易内管施工士
  • ガス設置機器スペシャリスト(GSS)
  • ガス可とう管接続工事監督者

【参考】ガス工事の資格一覧

技能検定

これは、国家資格であり、技能を一定の基準で評価する資格です。
ないと仕事に就けない訳ではないですが、スキルアップの目的として受験するのも良いでしょう。

  • 造園(1級・2級・3級)
  • 建築板金・内外装板金(1級・2級・3級)
  • 建築板金・ダクト板金(1級・2級)
  • 冷凍空気調和機器施工(1級・2級・3級)
  • 石材施工(1級・2級)
  • 建築大工(1級・2級・3級)
  • 枠組壁建築
  • かわらぶき(1級・2級)
  • とび(1級・2級・3級)
  • 左官(1級・2級・3級)
  • 築炉(1級・2級)
  • ブロック建築(1級・2級・3級)
  • エーエルシーパネル施工
  • タイル張り(1級・2級)
  • 配管(1級・2級・3級)
  • 厨房設備施工(1級・2級)
  • 型枠施工(1級・2級)
  • 鉄筋施工(1級・2級)
  • 防水施工(1級・2級)
  • 内装仕上げ施工(1級・2級・3級)
  • カーテンウォール施工(1級・2級)
  • サッシ施工(1級・2級)
  • バルコニー施工
  • ガラス施工(1級・2級)
  • 塗装(1級・2級・3級)
  • 広告美術仕上げ(1級・2級)

まとめ

リフォーム業に関連する資格は、かなり多くあります。
とはいえ、すべて取るのは現実的に不可能です。
なので、あなたの業務に関連するものから受けていきましょう。

ちなみにお薦めなのが、独占業務資格をとることです。
これは法律上、資格がないと業務できませんよ、と決められている資格のこと。
そういった資格は、給料面や転職においても有利になります。

  • 建築士
  • 宅地建物取引士
  • 電気工事士

といった資格ですね。
宅地建物取引士電気工事士は、資格条件もないので初心者にもお薦めです。
資格はあって無駄ということもありません。是非、挑戦してみましょう!

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