ハウスクリーニング起業。失敗した男の話。

ここではハウスクリーニングの現場スキルが最低限ある、という前提でお話しします。
つまり、会社に雇われて働いているけど、いつか起業したい!と考えている人向けです。

いつか起業したい!と思いながら、ずるずると会社で働き続ける人は沢山います。
なぜなら・・・

  • 会社を辞めても、仕事があるだろうか?
  • 家族を養っていけるだろうか?
  • ケガをして働けなくなるのではないか?

という感情が、頭の中を駆け巡っているからです。
これらは、「不安」という感情です。
結論をいうと、不安をある程度まで減らすことができれば、起業ができます。
というより、起業したい!という欲望に逆らうことは難しくなるでしょう。

ここでは、この不安という感情を減らす方法をお話ししていきます。

あなたの不安は、このスキルで解消される

さて、あなたはどんなことに不安を感じているでしょうか?
十中八九、会社を辞めても仕事はあるのだろうか?という不安でしょう。
今までは現場をするのが仕事だったので、お客さんを捕まえれるか、という不安があるのは当然です。

むしろ、これを解決できれば9割の不安は解消されます。
この不安を解消するのが、「集客」というスキルです。

集客はどの業界で起業しても、必要になってくるスキルです。
どれほど良い商品を作っても、お客さんがいなければ意味がありません。
あなたがどれほどハウスクリーニングのスキルがあっても、お客さんがいないと始まらないのです。

・・・

さて、あなたはこれを読んでどう思いましたか?
「その通りだ!集客スキルを身につけよう!そうすれば怖くない!」
そう思われたら、是非この本を読んでみてください。
集客スキルで重要な人間心理について勉強できます。
あとは、少しづつ集客の方法を勉強して、実践を繰り返せば集客の不安は減っていくでしょう。

【書籍】現代広告の心理技術101 [ドルー・エリック・ホイットマン]

でも、ここで言いたいのは、もっと本質的な部分です。
そもそも、労働不足の世の中なので、少し集客と営業を勉強すれば仕事には困りません。
勉強が面倒であれば、フランチャイズに加盟すれば手っ取り早いです。
お金はかかりますが、自然と集客と営業のコツもつかめてきます。
そうなれば、自然とフランチャイズを脱退することになるでしょう。(お金が無駄なので)

集客ができれば、起業はそれほど難しくないのは事実。
しかし、起業して成功すれば悩みがなくなる!という単純な話でもないのが正直なところです。

ある起業家の失敗した話

もし、あなたと直接お話しできたら、色んな不安を聞くことができたでしょう。
しかし残念ながら、こちらから一方的にお話しすることしかできません。
なので、ある一人の男性が起業して成功したにも関わらず、不幸になった人生をお話しします。

その男性はある地方のハウスクリーニング会社に勤める26歳。
一般家庭の掃除が主な仕事。大学を卒業してからなので、もう4年になる。
それなりの現場スキルも身についた。

しかし、現場スキルとは裏腹に給料はまったく増えない。
大学から交際してきた彼女とは、付き合って6年になる。
そろそろ結婚したいが、この給料で家族を養っていけるか不安だ。

目についたのは某ハウスクリーニングの看板。
そういえば、ここはフランチャイズのお店。
そのとき、初めて起業する、という選択肢が頭の中によぎった。

そこからは色んなフランチャイズ店の資料を請求した。
しかし、ビックリしたのが想像以上に高い加盟料金。
貯金もほとんどないので、フランチャイズはやめることに。

とはいえ、給与の問題を解決するには起業は悪くない。
今の職場にもマンネリしてきたし・・・
どんどん起業の情報をネットで検索すると、
どうやら集客スキルがあれば、起業は難しくなさそうだ、と実感。

お金がないので中古で、起業や集客の本を注文。
読めば読むほど、集客の知識が身についていく。
どんどん起業の自信もついてきたので、会社の同期に相談。
会社の同期は数人いて、皆とても仲が良い。

皆、起業に賛成してくれるかと思うとそうでもない。

  • 起業なんて大丈夫か?
  • 今はいいけど将来大丈夫なの?
  • 失敗して借金なんてよくある話だよ!

話せば話すほど、どんどん不安になっていく・・
応援してくれたら良いのに!と不満も溜まっていく・・

不安にはなったが、せっかく勉強したのにもったいない。
副業として休みの日だけハウスクリーニング業をすることにした。
もちろん会社には黙って。

広告費をいきなりかけれないので、
無料で登録できるマッチングサイトを見つけては登録していった。
集客と一緒にコピーライティングも勉強していたので、
簡単にお客さんからの注文も集まるようになった。

普段の仕事と副業で忙しい毎日が始まった。
寝る時間も惜しんで起業の準備も進めていった。
そんな忙しい日も急に終わりをつげた。

ある日、社長から呼び出しをくらった。
予想通り、副業がバレたらしい。
どうやら同期からのリークみたい。

ここからはトントン拍子に退社の手続きが進んだ。
でも不安は一切なかった。
集客も上手くいってるし、急に仕事がなくなるわけではない。

一番最初の不安が嘘のように、仕事の注文は順調に増え続けた。
収入も勤めていたころの2倍ほどには到達した。
(勤めていたころが少なすぎたのもあるが)

しかし反面、なくなったのは週に2回あった休日である。
お金はあるが時間はない、彼女とのデートの時間なんてあるはずもない。
自然と彼女とケンカする機会も多くなっていた。

あれ?おかしいな。こんなはずじゃなかったのに・・
そんな気持ちもよそに、仕事の注文はひっきりなしに止まらない。
せっかくの注文を断るのも嫌なので、応援にきてもらう日もあった。
でもそれだと利益はあまり残らない。

少しでも安い労働力を、と若い子を探して雇うことに。
その子が成長すれば、自分の時間もできるはず・・・
そんな希望を持ちながら、気づいたら社員は5人。
5人いれば、相当量の現場をこなすことができた。

でも、なぜか自分の働く時間は減らない・・
社員を管理する時間は、現場にでる時間より多くなった。
次第に社員からの不満も耳に届くようになった。

無茶な現場ばかりで、給与も少ない。
そんな不満を知りつつも、体制を変えることはできなかった。
しかし、その体制はいつまでも続くことはなかった。
一人辞めて、また一人辞めて・・

気付いたら、最初と同じ。
たった一人のハウスクリーニング業者だ。
社員がいなくなり、余計なストレスはなくなった。
しかし、いなくなったのは社員だけでなく、付き合っていた彼女も、である。
これでデートする時間を気にする必要もなくなったが、これが良かったのだろうか?

  • 雇っていた社員
  • 学生時代から付き合っていた彼女
  • 安い給料でもそれなりに楽しかった勤め先
  • 仕事終わりによく飲みにいっていた同僚

気付いたときには、失っていたものは沢山あった。
今は、ハウスクリーニング業として仕事も順調である。
でも、果たしてこれが望んでいた生活なんだろうか・・。

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さて、この話は一旦ここで終了です。
この時点では、それほど羨ましい人生ではありません。
結局、欲しい収入を手に入れても、それだけでは幸せにはなれない、ということです。

そんなのは誰だって知っています。
それでも同じような失敗をする人は、結構な数いるでしょう。
それぐらい自分のことになると客観的な視点で行動はできなくなります。

実際、この話では、収入や集客といった仕事に直結する不安しかでてきていません。
後になって、心の底でどう考えていたかが理解できます。
もちろん、この人もここからの行動次第で幸せな人生をつくることができます。
急がば回れ、遠回りでも幸せな人生を築けたら、結果オーライです。

とはいえ、少しでも自分の中にある本音に気付けていたら・・
また違った人生だったのも事実です。

まとめ

ハウスクリーニング業で起業するには、

  • 成功に必要な要素を知る
  • 足りないものを埋める
  • 不安が減少し、いつの間にか起業できている

起業できてしまえば、改善を繰り返すことで経営は安定します。
とはいえ、「やった!これで成功だ!」という訳ではなく、
色んな不満や顕在化してなかった欲も見えてきます。

起業できたからといって、幸せな生活でもない・・
といった一つの事例でした。
もし、あなたが起業を考えているなら頭の片隅に入れておきましょう。

PS. スポットライトを浴びた成功者は、一見すごく華やかです。
  しかし、その裏側が一般的に公開されることはありません。
  この本の最後には、普段語られることがない成功の闇について書かれています。
  是非、起業する前には一度読んでみましょう。

【書籍】非常識な成功法則新装版 お金と自由をもたらす8つの習慣 [ 神田昌典 ]

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