
とりたい資格がある場合、試験の難易度は気になるものです。
しかし難易度は、人によって感じ方は違います。
当然ですよね、人それぞれ知識の絶対量が違うのですから。
例えば、三流大学でも建築学科なら二級建築士はそれほど難しくないかもしれません。
その反面、東大出身でも文学部なら難しいと感じるはずです。
頭の良さではなく、資格に必要な知識の絶対量を持っているかどうか?
この視点で見れば、資格の難易度を意識する必要はありません。
単純にその資格に必要な絶対量の有無を判断しましょう。
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リフォーム関連の資格難易度
資格の難易度は気にするな、といわれても気になるものです。
例えば、2級建築施工管理技士と宅地建物取引士の比較、はよくある質問です。
率直に言えば、試験出題範囲が基本的に全く違うので比較しようがありません。
とはいえ、問題の形式だけを見れば、単純比較ができます。
【参考】2級建築施工管理技士と宅地建物取引士、どちらが難しい?
このように問題形式の比較という目線でも試験を分析してみましょう。
・・・、と淡々とそんな比較をしても、あまり興味はありませんよね。
ですので、完全に主観的な視点で、試験の難易度をランキングしてみました。
最初にお話しした通り、知識の絶対量に偏りがあるので、これは完全な主観。
エンタメ感覚ぐらいで、ご覧ください。
- 1級建築士
- 宅地建物取引士
- インテリアコーディネーター
- 1級建築施工管理技士
- 2級建築士
- 2級建築施工管理技士
人気のある資格を厳選して並べてみました。
恐らく、この並びに疑問を感じるかと思います。
このように、個々で知識の絶対量が違い、偏りもあります。
なので、個々のランキングが違うのは当然なのです。
一応、このランキングについて説明します。
私の考えとしては、必要な知識の絶対量は勉強して当然と考えています。
なので、出題範囲が広いという理由で難易度を上位にはしません。
それよりかは、相対評価で合否が決まる資格を上位にしています。
それが、宅地建物取引士、インテリアコーディネーターです。
宅地建物取引士の場合、合格率は15%前後です。
つまり、どれだけ点数が高くても、上位15%に入らなければ合格できません。
2018年度の宅建試験では、合格点が37点でした。
例年、35点前後であったのに、過去最高点を記録したのです。
これは試験内容が簡単だったという側面もありますが、
高い点数をとった優秀な受験生が多かったという見方もできます。
何点以上であれば合格です、という絶対評価のほうが資格対策もしやすい。
というのが私の考えのため、上記のランキングになっています。
では、下位から順番にみていきます。
2級建築施工管理技士の難易度
2級建築施工管理技士は、資格受験のハードルがあります。
逆にそのハードルを越えた人にとっては、
勉強の内容、試験の内容ともにそれほど難しくありません。
しかし、それでも難しいと感じる人はいます。
それは、単純に試験慣れをしていない、のが原因です。
2級建築士の受験生に比べると、
学歴ではなく、現場経験で受験資格を得ている人が多いです。
なので、現場知識は豊富でも、試験向きではないのです。
恐らく知識量としては、大きな問題はないので、
試験のテクニックを学べば、合格に近づきます。
2級建築士の難易度
2級建築士も、資格受験のハードルがあります。
学歴で条件をクリアーしてる人にとっては、
いかに知識にリアリティを感じられるか、が重要です。
どれだけ勉強だけしても、本当に使える知識ではありません。
運転免許を持ってるペーパードライバーみたいなものです。
なので学校を卒業したてで合格するのは難易度が高いです。
現場経験を積んで、リアリティを感じれたら、
それほど難易度が高いとは思わないでしょう。
反面、現場経験で受験資格をクリアーした人にとっては、
試験慣れしてるかが問題です。
これは、2級建築施工管理技士と同じですね。
学科でコツコツと問題集を解く、
製図のテクニックを磨く、と地味な試験対策ができるか。
試験の難易度はそれほど高くなので、
コツコツと勉強を積み重ねる忍耐力が大事です。
【参考】2級建築士の勉強方法、合格のコツ
インテリアコーディネーターの難易度
インテリアコーディネーターは資格受験のハードルがありません。
当然ですが、学歴なし、現場未経験の人には難しいです。
インテリアコーディネーターは、国家資格ではありません。
なので簡単かな、と思ってる人も多いです。
そのギャップなのか、実は難易度は高いです。
試験の出題範囲が広いうえに、
合格必要点も高いです。
さらに二次試験もあり、論文、製図とやることも多いです。
主婦や別業界から転職したい人も多く受験します。
その人たちにとっては、最低1年前から勉強が必要でしょう。
では、現場経験者にとってはどうか?
実は、その人たちにとっても難易度は高いです。
出題範囲があまりにも多いので、恐らく仕事の知識ではカバーできません。
必然的に勉強量が必要なうえ、「この知識本当にいる?」
と資格ならではの、現場で使わない知識も学ばなければいけません。
そんな疑問が浮かぶと、ふと本当に必要な資格か?
と迷いが生じて、自然と離脱する恐れもあります。
経験者にとっても油断のできない資格、ということです。
宅地建物取引士の難易度
宅地建物取引士も受験資格はいりません。
学生や主婦もよく受けてる人気資格です。
宅建が難しいのは、相対評価で合格を決めることです。
得点が良くても、上位15%しか合格はできません。
単純に85%が落ちる、ということは簡単とはいえませんよね。
出題範囲も広いので、コツコツと勉強できるが鍵です。
これは不動産業経験者でも同じです。
恐らく、現場では使わない知識が大半。
不動産業経験者が有利なのは間違いありませんが、
結局は勉強できるか、試験慣れしてるかが重要です。
まとめ
資格の難易度、なんてのは参考程度にしかなりません。
気休めのエンタメ気分で、難易度比較をしてみましょう。
その結果、資格コレクターになってしまった!というのもアリかもしれません。
資格がないよりはあるほうが当然メリットがあります。
人生を有利に進めるためにも資格取得に挑戦してみましょう!
【参考】効率の良い資格勉強法
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