
資格勉強をしていると、ストレスが溜まるのは言うまでもありません。
しかし、そもそも論ですが、ストレスは絶対悪なのでしょうか?
ストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のこと。
筋トレの場合だと、筋肉に負荷をかけて、回復するときに筋肉が強化されます。
そう考えると、筋トレにはストレスが必要不可欠、ということです。
資格勉強においても、残念ながら最低限のストレスは必要です。
新しい知識を学ぶわけですから、脳が刺激で疲れるのは当たり前。
むしろ、ストレスなく伸び伸びと勉強、なんてのは勉強量が足りないということです。
なので、ここでは必要最低限のストレスは当たり前、という前提でお話ししていきます。
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どれぐらいのストレスが身体に悪いのか?
まず、ストレスはどれぐらいの負荷が良いのでしょうか。
筋トレだと完全に追い込んで、超回復を狙ったりします。
では、脳の場合はどうなのか。
その前に、この言葉を覚えておきましょう。
- コンフォートゾーン
- ラーニングゾーン
- パニックゾーン
では、順番にいきます。
コンフォートゾーンは、居心地の良い状態をいいます。
この居心地の良い状態は、人によって違います。
普段、勉強もせずソファでゴロゴロ漫画を読む、
これが日常であれば、この状態がコンフォートゾーンです。
では、こんな人が急に宅建の資格を受ける!といって、
分厚い参考書を読みだしたらどうでしょうか?
ストレスがかかり過ぎて、精神的におかしくなります。
これを、パニックゾーン、といいます。
資格勉強をするなら、このコンフォートゾーンでも、
パニックゾーンでも、駄目なわけです。
理想的な状態は、ラーニングゾーンです。
この人の場合は、いきなり参考書ではストレスがかかりすぎ。
漫画で学ぶ宅建、といった本から読むことです。
それでも知らない単語がでてくるので、
普通の漫画よりは読んでて辛いし、面白くないでしょう。
これだと興味がわかない、のであれば、さらに難易度をさげましょう。
こんな具合に、辛すぎる、我慢できないという状態であれば、
勉強する内容や量をコントロールしていきましょう。
この我慢できる負荷も人によって違います。
受験や資格勉強の経験がある人なら、許容量が大きいです。
しかし今まで遊んでばかりの人なら、すぐに脳がオーバーヒートするでしょう。
ストレスが溜まったら、ストレスを解消する!ではなく、
事前に必要以上のストレスを与えないようコントロールしましょう。
ストレスの解消法
では、必要以上にストレスが溜まった場合はどうするか?
この3つを順番に試してみましょう。
- ストレスの負荷を減らす
- 休息を与える
- コンフォートゾーンに戻る
では、順番にみていきましょう。
ストレスの負荷を減らす
ストレス解消!というと、カラオケ!旅行!
と遊ぶことに目が行きがちです。
でも、今度は勉強モードに戻るのが大変です。
3日坊主になるのは、一度完全に休んでしまうのが原因です。
資格勉強は、どうやって継続できるか、も合格のポイントです。
そのためには、完全に休むのではなく、
負荷を減らす、という方法をとりましょう。
- 勉強の難易度を下げる
- 勉強の量を減らす
- 勉強の時間を減らす
これも順番に対応していくのが良いでしょう。
基本的には勉強時間を減らさずに、負荷を下げるのをお薦めします。
勉強時間はそれ自体がコンフォートゾーンになるので、
一度勉強時間を少なくすると、それが普通の状態になります。
すると、また勉強時間を増やすのが大変です。
いきなり負荷を下げるのではなく、少しづつ調整しながら下げていきましょう。
休息を与える
あなたは休息をしっかりとっていますか?
勉強の時間を減らしても、その時間に遊んでいては休息になりません。
旅行が気分転換という人もいますが、
基本的に旅行という新しい刺激はストレスがかかります。
旅行にいったあとは、少し身体が重い、という経験は誰もがあります。
勉強量を減らしたのなら、何もせずボーっとした時間を過ごしましょう。
一番は寝る時間を増やすのがお薦めです。
寝ている時間は、脳が回復するのと、知識を記憶する効果があります。
勉強というと、睡眠時間を減らす人もいますが、
できるだけ睡眠時間を確保するようにしましょう!
コンフォートゾーンに戻る
気分転換に旅行!はストレスが強いことはお話ししました。
でも、ボーっと過ごすのは逆に辛い、という人もいます。
その場合は、勉強を始める前にしていた習慣に少し戻しましょう。
漫画を読んでた人なら、同じように漫画で気分転換をしましょう。
資格勉強をし始めた人なら、まだコンフォートゾーンは変わっていません。
漫画を読むのがリラックスできるでしょう。
その時もできるだけ、一度読んだことがある漫画を読みましょう。
愛読書なら新しいストレスもかからず、リラックスして読めるでしょう。
まとめ
資格勉強には、必要最低限のストレスが必要です。
しかし必要以上のストレスは、勉強の継続ができません。
- コンフォートゾーン
- ラーニングゾーン
- パニックゾーン
この3つのゾーンを意識して、ストレスを調整しましょう。
もし、パニックゾーンに入ったら、徐々にストレスを減らしていきます。
- ストレスの負荷を減らす
- 休息を与える
- コンフォートゾーンに戻る
いきなり負荷を下げるのではなく、順番に試してください。
ストレスをコントロールするのは、誰もが覚えれるスキルです。
このスキルは勉強だけでなく、ダイエットや新しい仕事を覚えるのにも応用できます。
是非、ストレスコントロールの技術をマスターしてください。
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