黒曜石の日本で拾える、取れる場所は？値段や作り方まで徹底解説

2024年1月11日

「黒曜石が欲しい、どこで拾えるの？」「黒曜石の値段は？」「黒曜石って作れるの？」といった、黒曜石の疑問を解決する記事を書いていきます。

黒曜石って？

まず黒曜石を知らない方のために、さくっと解説します。※ちなみにマイクラの黒曜石の話ではありません。

黒曜石（こくようせき）は、火山ガラスの一種で、急速に冷え固まったマグマが生成する天然ガラスです。この素材は非常に鋭い刃を作ることができるため、古代の人々によって刃物や装飾品として使用されていました。

黒曜石の特徴は以下の通りです。

成分と形成：主にケイ酸塩から成り、水分をほとんど含まないため、ガラス状の質感を持ちます。火山活動の際に、マグマが地表に達し、急速に冷却されることで形成されます。
外観：一般的に黒色をしていますが、茶色、緑色、赤色、あるいは斑点があるものも存在します。透明から半透明で、光沢があります。
利用：非常に鋭い断面を持つため、古代では石器時代の刃物や武器、工具として広く利用されていました。また、装飾品や治療用の器具としても使用されていました。
文化的重要性：多くの古代文明において、黒曜石は重要な交易品であり、また神話や宗教的な儀式にも関連していました。
現代での利用：その鋭い切断面のため、医療用のスカルペルの刃として、または精密な彫刻や工芸品の製作にも使用されています。

黒曜石は地質学的にも興味深い素材であり、その形成過程や特性は地球科学や考古学の分野で研究されています。

日本で黒曜石が採掘される主な場所は以下の通りです。

北海道：北海道は日本で最も有名な黒曜石の産地の一つです。特に、支笏湖周辺は黒曜石の産出が知られています。
長野県：長野県の戸隠（とがくし）地域は、古くから黒曜石の産地として知られています。戸隠の黒曜石は、縄文時代の遺跡などで見つかることが多く、古代の人々による利用の証拠が豊富にあります。
福島県：福島県の磐梯山（ばんだいさん）周辺も、黒曜石の産地として知られています。この地域からは、多くの黒曜石が発掘されています。
栃木県：栃木県の那須地域も、黒曜石の産出地として有名です。那須地域の黒曜石は、質が高いとされています。

これらの地域では、縄文時代の遺跡などから黒曜石製の道具が多数発見されており、古代の人々がどのようにこれらの素材を利用していたかを知る上で重要な役割を果たしています。また、これらの地域では、黒曜石を用いた工芸品やジュエリーなども製作されており、観光の魅力の一つとなっています。

黒曜石の値段はそのサイズ、品質、加工の有無、そして市場での需要によって大きく異なります。以下は一般的な価格の指標ですが、実際の価格はこれらの要因によって変動します。

原石の状態：小さな黒曜石の原石や断片は比較的安価で、数百円から数千円程度で購入できることが多いです。大きな原石や特に美しい模様のものは、それ以上の価格になることがあります。
加工された製品：黒曜石を使ったジュエリーや工芸品は、加工の技術やデザインによって価格が大きく異なります。シンプルなペンダントやビーズは数千円から数万円程度で購入できますが、複雑なデザインや高品質の加工が施されたものは、それ以上の価格になることがあります。
特別な特性を持つ黒曜石：特定の産地からのものや、珍しい色合いを持つ黒曜石は、一般的なものよりも高価になることがあります。
コレクターアイテム：古代の黒曜石製品や特別な歴史的価値を持つアイテムは、一般的な市場価格とは異なる価値を持ちます。これらはコレクターズアイテムとして高価に取引されることがあります。

これらの価格はあくまで一般的な指標であり、購入する場所や時期によって変動する可能性があることに注意してください。また、特に高価なアイテムを購入する際には、信頼できる販売者から購入することが重要です。

そして黒曜石を購入できるサイトは以下の通り。