「ヘアドネーションなんて意味ない、迷惑でしょ」「ヘアドネーションなんて気持ち悪い」というネガティブな声も少数聞こえますが、ヘアドネーションで助けられる人が沢山いるのは事実。なのでヘアドネーションに対する誤解や疑問を解決する記事を書いていきます。
ヘアドネーションって何?寄付する目的は?
まず簡単にヘアドネーションの説明をしますね。
ヘアドネーションの主な目的は「がん治療やその他の理由で髪の毛を失った人々に、無料または低コストでかつらを提供すること」。この活動は特に化学療法を受けているがん患者や、脱毛症などの医療状態により髪の毛を失った人々を支援するために行われます。
ヘアドネーションによって集められた髪の毛は、自然な見た目のかつらを作るために使用されます。これらのかつらは、髪の毛を失ったことによる自己意識の問題や社会的な不安を軽減し、受け取る人々の自信や生活の質を向上させることができます。
またヘアドネーションは、社会的な意識を高め、がん患者やその他の病気で苦しむ人々への支援を促進する役割も果たしています。ドネーションに参加することで、人々は直接的な支援を提供し、コミュニティ内での連帯感を育むことができます。
なのでこれから長い髪をカットしてショートカットする人は、ぜひヘアドネーションにご協力いただけると助かる人が増えるので、ヘアドネーションの文化が広がるといいなと考えています。
ヘアドネーションの条件は、何センチからできる?
ヘアドネーションには通常、いくつかの基本的な条件があります。これらの条件は、ドネーションを受け付ける団体によって異なることがありますが、一般的なガイドラインは以下の通りです:
- 髪の長さ: 多くの団体では、ドネーションする髪の最小長さが定められています。これは通常、15センチから30センチの範囲です。
- 髪の状態: 健康な髪が求められます。染められた髪やパーマがかかった髪は受け付けられないことが多いですが、一部の団体では自然な色に染められた髪や特定の種類の化学処理を受けた髪を受け入れる場合もあります。
- 髪の処理方法: 髪は通常、乾いた状態で束ね、ゴムバンドやリボンでしっかりと結ばれる必要があります。切り落とした髪は、そのままの状態で送られることが多いです。
- 髪の保存方法: 切り落とした髪は、清潔なプラスチックバッグや封筒に入れて送られることが一般的です。
- その他の要件: 一部の団体では、ドネーションの際に寄付金を求めることもあります。また、ドネーションのプロセスに関する特定の指示がある場合もあります。
ヘアドネーションを検討している場合は、寄付を検討している団体のウェブサイトを訪れ、具体的なガイドラインや要件を確認することが重要です。条件は団体によって異なるため、事前に情報を集めることが望ましいです。
ヘアドネーションの料金は?
ヘアドネーション自体にかかる料金は通常ありません。つまり、髪の毛を寄付する行為自体に費用は発生しません。しかし、以下のような関連費用が発生する可能性があります。
- 郵送費: 切った髪の毛をドネーション先の団体に送る際には、郵送費がかかる場合があります。この費用は寄付者の負担となることが一般的です。
- 美容院でのカット費用: 美容院で髪を切ってもらう場合、そのカット料金は寄付者が支払う必要があります。ただし、ヘアドネーションを支援するキャンペーンやイベントでは、無料または割引価格でカットしてくれる美容院もあります。
- 追加の寄付: 一部の団体では、髪の寄付と一緒に金銭的な寄付を募っていることがあります。これは必須ではなく任意ですが、かつらを作るための追加費用をカバーするために役立ちます。
ヘアドネーションを検討している場合は、寄付を予定している団体のウェブサイトを確認し、必要な手続きや関連費用について情報を得ることが重要です。団体によっては、郵送方法や追加の寄付に関する指示が異なる場合があります。
ヘアドネーションの送り先のおすすめ
日本でヘアドネーションを受け付けているおすすめの団体をいくつか紹介します:
- Japan Hair Donation & Charity (JHD&C): JHD&Cは、がん治療などで髪の毛を失った子供たちに無料でウィッグを提供しています。詳細はこちらから確認できます。
- NPO法人 HERO: HEROは、病気と闘う子供たちにウィッグを贈る活動を行っています。詳細はこちらで確認できます。
- つな髪: つな髪は、ウィッグの贈り物を通じて支援を行っている団体です。詳細はこちらで確認できます。
これらの団体のウェブサイトを訪れて、ヘアドネーションの条件や送り方について詳細を確認してください。また、各団体の活動内容や対象者も異なるため、自分の寄付がどのように使われるかを理解することも大切です。
ヘアドネーションは男性でも参加できますか?
はい、ヘアドネーションは男性でも大丈夫です。性別に関わらず、ヘアドネーションの基本的な条件(髪の長さ、髪の状態など)を満たしていれば、誰でも髪の毛を寄付することができます。
ヘアドネーションを受け付ける多くの団体では、髪の長さが一定の基準を満たしていることが重要です。また、髪の健康状態(過度にダメージを受けていない、過度に化学処理を受けていないなど)も重要な要素です。
男性の場合、長い髪を持つ人は少ないかもしれませんが、条件を満たす長さの髪を持っていれば、ヘアドネーションに参加することができます。
ヘアドネーションはくせ毛や白髪でも参加できますか?
くせ毛の場合
多くの団体では、くせ毛でも問題ありません。ただし、髪の毛が自然な状態で健康であることが重要です。過度にダメージを受けた髪や、過度に化学処理を受けた髪は受け入れられないことがあります。
白髪の場合
白髪に関しては、団体によって受け入れ方針が異なることがあります。一部の団体では、白髪が混じっていても問題ないとしていますが、他の団体では白髪の割合が多い場合には受け入れを制限している場合があります。
ヘアドネーションのまとめ
最後にまとめると、
- ヘアドネーションの目的は、がん治療などで髪の毛を失った方にかつらを提供すること
- 団体によるが提供できる髪の長さは15センチから
- ヘアドネーションのためのカットは無料、送料は自己負担が基本
- ヘアドネーションの送り先お薦めは「JHD&C」「HERO」「つな髪」
以上。ヘアドネーションに関する記事でした。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!