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パンケーキレンズのデメリット。仕組みやオリンパス、ニコン、sony製もご紹介

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「パンケーキレンズが欲しい」「パンケーキレンズって小さくて便利そうだけど、デメリットもあるの?」「パンケーキレンズの仕組みを教えて!」といった、パンケーキレンズの疑問を解決する記事を書いていきます。

目次

パンケーキレンズとは?仕組みを解説

パンケーキレンズとは、カメラ用の非常に薄くてコンパクトなレンズのことを指します。この名称は、その薄さがパンケーキのようであることから来ています。パンケーキレンズの主な特徴と仕組みについて説明します。

パンケーキレンズの特徴

  1. 薄さと軽さ: 通常のレンズに比べて非常に薄く、軽量です。これにより、持ち運びが容易で、カメラの携帯性が向上します。
  2. 固定焦点: 多くのパンケーキレンズは固定焦点(プライム)レンズです。これは、ズーム機能がなく、一定の焦点距離(例えば、24mm、35mmなど)を持っていることを意味します。
  3. シンプルな光学設計: レンズの薄さを実現するために、光学系は比較的シンプルです。これは、レンズ内の要素数が少ないことを意味し、時に画質に影響を与えることがあります。
  4. 絞り: 多くのパンケーキレンズは、開放絞りがそれほど大きくないことが一般的です(例:f/2.8)。これは、レンズのサイズを小さく保つための設計上の制約によるものです。

パンケーキレンズの仕組み

パンケーキレンズの仕組みは、基本的には他のカメラレンズと同じですが、その構造が異なります。レンズの薄さを実現するために、光学設計は最小限の要素に抑えられ、各レンズ要素は非常に薄く作られています。また、レンズの長さを短くするために、光路を短縮する設計が採用されていることが多いです。

パンケーキレンズのメリット

パンケーキレンズは、その独特の設計と特性により、多くのメリットを提供します。これらの利点は特に携帯性と使いやすさを重視する写真愛好家や、特定の撮影環境において特に顕著です。

パンケーキレンズのメリット

  1. コンパクトさと軽量性: パンケーキレンズの最大の魅力は、その薄さと軽さです。これにより、カメラをより簡単に持ち運び、日常的に使用することができます。
  2. ディスクリートな撮影: その小さなサイズのため、パンケーキレンズは目立たず、人々を警戒させることなく撮影することができます。これは、ストリートフォトグラフィーやドキュメンタリー撮影に特に適しています。
  3. 簡単な操作: 固定焦点レンズであるため、ズームや複雑な設定に気を取られることなく、撮影に集中できます。これは、写真撮影の基本に集中したい初心者にとっても理想的です。
  4. 画質: パンケーキレンズは、シンプルな光学設計により、しばしば非常に良好な画質を提供します。特に中央部の解像度は高く、クリアな画像が得られます。
  5. 低価格: 多くのパンケーキレンズは、他のレンズタイプに比べて比較的安価です。これにより、追加のレンズを購入する際の経済的な負担が軽減されます。
  6. 環境への適応性: その小さなサイズとディスクリートな外観により、さまざまな環境や状況で目立たずに撮影することができます。
  7. 高速なオートフォーカス: レンズの軽量な設計は、オートフォーカスの速度と精度を向上させることがあります。

パンケーキレンズのデメリット

パンケーキレンズはそのコンパクトさと携帯性で人気がありますが、いくつかのデメリットも存在します。これらのデメリットを理解することは、特定の撮影ニーズに最適なレンズを選択する際に重要です。

パンケーキレンズのデメリット

  1. 固定焦点: パンケーキレンズは通常、固定焦点レンズです。これは、ズーム機能がないことを意味し、被写体に近づくか離れることでのみ、フレームの大きさを調整できます。これは、特に動きの速い被写体を撮影する際に不便になることがあります。
  2. 開放絞りの制限: 多くのパンケーキレンズは、開放絞りがそれほど大きくありません(例:f/2.8)。これは、低照度環境での撮影や、浅い被写界深度(ボケ味)を得ることが難しいことを意味します。
  3. 光学性能の妥協: レンズのサイズと重量を減らすため、光学設計は簡素化されています。これは、画質、特に周辺部の画質に影響を与えることがあります。例えば、周辺減光(コーナーの暗さ)や歪曲収差が発生しやすいです。
  4. 手ぶれ補正の欠如: 多くのパンケーキレンズには、手ぶれ補正機能が組み込まれていません。これは、特に低速シャッター速度での手持ち撮影や、ビデオ撮影において不利になります。
  5. ビルド品質: パンケーキレンズは軽量でコンパクトですが、これはしばしばビルド品質の妥協を意味することがあります。一部のモデルでは、耐久性や耐候性が高価なレンズに比べて劣る場合があります。
  6. 焦点距離の柔軟性の欠如: 固定焦点レンズであるため、さまざまな焦点距離で撮影するためには、複数のレンズを持ち運ぶ必要があります。

結論

パンケーキレンズは、日常のスナップ撮影や旅行、ストリートフォトグラフィーに最適ですが、上記のデメリットを考慮する必要があります。特に低照度環境での撮影、高い画質要求、多様な焦点距離への対応が必要な場合は、他のレンズオプションを検討することをお勧めします。パンケーキレンズは、その携帯性と使いやすさで特定の撮影スタイルには非常に適していますが、すべての撮影ニーズに最適とは限りません。

【各メーカー紹介】パンケーキレンズ(canon、オリンパス、ニコン、sony)

以下はキヤノン(Canon)、オリンパス(Olympus)、ニコン(Nikon)、ソニー(Sony)の各メーカーによるパンケーキレンズの商品例です。

キヤノン(Canon)

  1. EF-S 24mm F2.8 STM: 35mm判換算で38mm相当の画角を持つ、EF-Sレンズ初のパンケーキレンズ。約125gの軽量・コンパクトサイズ。詳細はこちら
  2. RF 28mm F2.8 STM: 質量約120gのRFレンズ初のパンケーキレンズ。フルサイズユーザーには広角28mm、APS-Cサイズユーザーには35mm換算45mm相当の標準レンズ。詳細はこちら
  3. EF-M 22mm F2 STM: ミラーレスカメラ「EOS M」専用の薄型パンケーキレンズ。厚さ23.7mm、重さ約105g。詳細はこちら

オリンパス(Olympus)

  1. M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ: 世界最薄の電動式パンケーキズームレンズ。従来の標準ズームレンズの半分以下の薄さ(電源OFF時22.5mm)、重さ約93g。詳細はこちら
  2. M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8: 両面非球面レンズを配置し、薄さ22mmの超薄型広角パンケーキレンズを実現。詳細はこちら

ニコン(Nikon)

  1. NIKKOR Z 26mm f/2.8: Zマウント用の最薄・最軽量パンケーキレンズ。詳細はこちら
  2. AI Nikkor 45mm F2.8P: 薄型設計でありながら、至近距離も45cmを確保。詳細はこちら

ソニー(Sony)

  1. E 20mm F2.8: Eマウントレンズの中でも薄型で小型の広角パンケーキレンズ。20mm(35mm換算30mm)の画角とF2.8の明るさを実現。詳細はこちら

これらのレンズは、それぞれのメーカーの特徴を活かした設計がなされており、ユーザーのニーズに応じた多様な選択肢を提供しています。

パンケーキレンズのまとめ

最後にまとめると、

  • パンケーキレンズは携帯性と使いやすさを重視する写真愛好家におススメ
  • デメリットは、低照度環境での撮影、高い画質要求、多様な焦点距離への対応が必要な場合
  • canonやオリンパス、ニコン、sonyなど各メーカーから販売

以上。パンケーキレンズに関する記事でした。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

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