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鼻うがいの効果はすごい、蓄膿症が治ったって本当?やり方、生理食塩水の作り方まで徹底解説

鼻うがいで蓄膿症が治った,効果,デメリット,やり方,生理食塩水

「鼻うがいが風邪予防に役立つって本当?」「鼻うがいに興味あるけど、なんか怖い・・、やり方を教えて」といった鼻うがいの疑問を解決する記事を書いていきます。

目次

鼻うがいとは?効果を解説


鼻うがい(または鼻洗浄)は、鼻腔内を清潔に保つための健康習慣です。これは、特に「アレルギーや風邪の症状がある人にとって有益な方法」とされています。以下に、鼻うがいの効果について説明します。

  1. アレルギー症状の緩和: 鼻うがいは、花粉やほこりなどのアレルゲンを鼻腔から洗い流すことで、アレルギー症状を軽減するのに役立ちます。
  2. 呼吸の改善: 鼻の通りを良くすることで、呼吸が楽になります。これは特に、鼻づまりを引き起こす風邪やインフルエンザの際に有効です。
  3. 感染症の予防: 鼻うがいは、鼻腔内の細菌やウイルスを減らすことにより、風邪やその他の呼吸器感染症のリスクを低減する可能性があります。
  4. 副鼻腔炎の症状緩和: 副鼻腔炎の症状を和らげるのにも役立ちます。鼻うがいは、副鼻腔を清潔に保ち、粘液の排出を促進します。
  5. 全体的な鼻の健康の向上: 定期的な鼻うがいは、鼻腔内の健康を維持し、慢性的な鼻の問題を予防するのに役立ちます。

鼻うがいのデメリット

鼻うがいは多くの利点がありますが、いくつかのデメリットやリスクも存在します。

  1. 感染リスク: 不適切に処理された水(例えば、非滅菌の水道水)を使用すると、鼻腔内に有害な細菌やアメーバが入り込むリスクがあります。これは稀ですが、重大な健康問題を引き起こす可能性があります。
  2. 耳の問題: 鼻うがいを不適切に行うと、中耳炎を引き起こす可能性があります。特に、溶液を強く押し出すと、耳管に液体が入り込むことがあります。
  3. 鼻腔の刺激: 塩分濃度が高すぎる溶液や、不適切な温度の水を使用すると、鼻腔が刺激されることがあります。
  4. 鼻出血のリスク: 鼻うがいを頻繁に行うと、鼻の粘膜が乾燥し、鼻出血を引き起こすことがあります。
  5. 洗浄不足: 鼻うがい器具を適切に洗浄・乾燥させないと、細菌の繁殖の原因となり、感染症のリスクを高める可能性があります。

鼻うがいのやり方|生理食塩水の作り方

具体的に「鼻うがいのやり方」と「生理食塩水の作り方」を解説します。

鼻うがいのやり方

鼻うがいは塩水溶液を使用し、専用の鼻うがい器具(ネティポットや鼻洗浄ボトルなど)を用いて行います。

  1. 溶液の準備: 温かい水(できれば蒸留水や滅菌水)に、非ヨウ素化塩(または鼻洗浄用の専用塩)を混ぜて溶かします。
  2. 鼻うがいの実施: 鼻うがい器具に溶液を入れ、片方の鼻孔に先端をあてがいます。頭を傾けて、溶液がもう一方の鼻孔から流れ出るようにします。その後、反対側の鼻孔にも同様の処理を行います。
  3. 鼻をかむ: 鼻うがい後は、優しく鼻をかんで、余分な水分や粘液を取り除きます。


そして鼻うがいに使用する塩水溶液は、正しい比率で作ることが重要です。以下は、基本的な塩水溶液の作り方です:

生理食塩水の作り方

準備するもの

  1. :非ヨウ素化塩(精製された塩)を使用します。ヨウ素、抗凝固剤、香料などの添加物が含まれていないものを選んでください。
  2. :蒸留水、滅菌水、または沸騰させて冷ました水を使用します。直接の水道水は、特に滅菌されていない限り、使用しないでください。

混ぜ方

  1. 水を準備する: 約250ml(1カップ)の水を用意します。水は体温か、少し温かい程度が最適です。
  2. 塩を加える: 0.9%の塩を水に加えます。(500ccなら4.5g、2リットルなら1.8g)
  3. よく混ぜる: 塩が完全に溶けるまで水をよくかき混ぜます。溶液が均一になるまでしっかりと混ぜてください。
  4. 必要に応じて調整: 塩分濃度が高すぎると鼻腔が刺激されることがあるので、最初は少なめの塩から始め、必要に応じて微調整してください。

鼻うがいは蓄膿症(副鼻腔炎)に効果ある?

鼻うがいは蓄膿症(副鼻腔炎)の症状を緩和するのに役立つことがあります。蓄膿症は、副鼻腔の炎症や感染によって引き起こされる状態で、鼻詰まり、粘液の分泌、顔の痛みや圧迫感などの症状が特徴です。鼻うがいが蓄膿症に及ぼす主な効果は以下の通りです。

  1. 粘液の排出促進: 鼻うがいは、副鼻腔から粘液や異物を洗い流すのに役立ちます。これにより、鼻詰まりが軽減され、呼吸が楽になることがあります。
  2. 症状の緩和: 鼻腔と副鼻腔の炎症を減らすことで、痛みや圧迫感を和らげる効果が期待できます。
  3. 感染リスクの低減: 鼻うがいは、細菌やウイルスなどの病原体を副鼻腔から洗い流すことにより、感染のリスクを減らすのに役立つ可能性があります。
  4. 全体的な鼻の健康の向上: 定期的な鼻うがいは、鼻腔と副鼻腔の健康を維持し、慢性的な問題の発生を予防するのに役立ちます。

ただし、以下の点に注意してください。

  • 鼻うがいは蓄膿症の治療法ではなく、症状を緩和する補助的な手段です。根本的な原因の治療には、医師の診断と指示に従う必要があります。
  • 鼻うがいを行う際は、適切な方法と清潔な器具を使用することが重要です。
  • 重度の蓄膿症や他の医療状態がある場合は、鼻うがいを始める前に医師に相談してください。

蓄膿症の治療には、抗生物質、ステロイド、鼻スプレー、時には手術が必要な場合もあります。鼻うがいはこれらの治療法と併用して、症状の管理に役立つことがあります。

鼻うがいは花粉症に効果ある?


はい、鼻うがいは花粉症の症状を緩和するのに効果的な方法の一つです。花粉症はアレルギー反応によって引き起こされるもので、鼻水、鼻詰まり、くしゃみ、目のかゆみなどの症状が特徴です。鼻うがいが花粉症に及ぼす主な効果は以下の通りです。

  1. アレルゲンの除去: 鼻うがいは、鼻腔内に入った花粉などのアレルゲンを物理的に洗い流します。これにより、アレルギー反応が引き起こされる原因を減少させることができます。
  2. 症状の緩和: 鼻詰まりや鼻水などの症状が軽減されることがあります。これは、鼻腔内の粘液や異物を洗い流すことで、呼吸が楽になるためです。
  3. 炎症の軽減: 鼻うがいは、鼻腔内の炎症を和らげる効果があると考えられています。これにより、くしゃみや鼻のかゆみなどの症状が緩和される可能性があります。

鼻うがいは自律神経に良い影響はある?

鼻うがいが直接的に自律神経に影響を与えるという科学的な証拠は限られていますが、間接的に自律神経のバランスに影響を与える可能性はあります。自律神経は交感神経と副交感神経の二つの部分から成り、体の無意識の機能を調節しています。鼻うがいが自律神経に影響を及ぼす可能性は以下の通りです。

  1. リラクゼーション効果: 鼻うがいはリラクゼーションを促進することがあります。リラックスすることで副交感神経の活動が高まり、ストレスや緊張が緩和される可能性があります。
  2. 呼吸の改善: 鼻うがいによって鼻の通りが良くなり、呼吸が楽になることがあります。深くリラックスした呼吸は、ストレス応答を減少させ、副交感神経の活動を促進することが知られています。
  3. 睡眠の質の向上: 鼻うがいが鼻詰まりを緩和し、睡眠の質を向上させることがあります。良い睡眠は自律神経のバランスを改善するのに役立ちます。
  4. ストレス緩和: 鼻うがいがストレスや不安を緩和する効果を持つ可能性があります。ストレスが減少すると、自律神経のバランスが改善されることがあります。

鼻うがいは中耳炎になる危険はある?

はい、鼻うがいを不適切に行うと中耳炎を引き起こすリスクがあります。これは、鼻うがいの際に溶液が耳管(鼻と中耳をつなぐ管)を通って中耳に入り込むことで起こります。以下に、中耳炎のリスクを最小限に抑えるためのポイントをいくつか挙げます。

  1. 正しい姿勢を保つ: 鼻うがいを行う際は、頭を適切に傾けることが重要です。頭を前方に傾けつつ、少し横に向けることで、溶液が鼻腔を通って反対側の鼻孔から流れ出るようにします。
  2. 圧力を控えめに: 溶液を鼻腔に注入する際は、穏やかな圧力を使用してください。強い圧力で溶液を押し込むと、液体が耳管に入り込むリスクが高まります。
  3. リラックスして呼吸する: 鼻うがい中はリラックスして自然に呼吸を続けることが重要です。緊張すると、喉が締まり、溶液が耳管に入り込む可能性が高まります。
  4. 適切な器具を使用する: 鼻うがいには、ネティポットや鼻洗浄ボトルなど、適切な器具を使用してください。これらの器具は、適切な圧力と方向で溶液を鼻腔に導くように設計されています。
  5. 医師の指示に従う: 特に耳の問題を抱えている場合や、以前に中耳炎を経験したことがある場合は、鼻うがいを始める前に医師に相談してください。

鼻うがいは上咽頭炎になる危険はある?

鼻うがいが直接上咽頭炎(咽頭の上部の炎症)を引き起こすことは一般的ではありませんが、鼻うがいを不適切に行うことで咽頭に関連するいくつかの問題が生じる可能性はあります。以下の点に注意してください。

  1. 不適切な溶液の使用: 適切な塩分濃度の溶液を使用しない場合、鼻腔や咽頭が過度に刺激される可能性があります。これは、咽頭の乾燥や刺激を引き起こすことがあります。
  2. 過度な圧力: 鼻うがいを行う際に過度な圧力を使用すると、溶液が咽頭に強く当たり、刺激や炎症を引き起こす可能性があります。
  3. 不衛生な器具の使用: 鼻うがい器具が不衛生な場合、細菌やカビが溶液に混入し、これが咽頭に感染を引き起こす可能性があります。
  4. 既存の咽頭の問題: 既に咽頭に問題がある場合(例えば、慢性的な咽頭炎や扁桃炎)、鼻うがいがこれらの症状を悪化させる可能性があります。

鼻うがいは、鼻からと口からどちらが良い?

鼻うがいを行う際には、通常、溶液は鼻から出すのが一般的です。以下は、鼻うがいの基本的な手順です。

  1. 溶液を鼻に入れる: 鼻うがい器具(ネティポットや鼻洗浄ボトルなど)を使用して、一方の鼻孔にゆっくりと溶液を注ぎます。
  2. 溶液を鼻から出す: 頭を適切に傾けることで、溶液は自然にもう一方の鼻孔から流れ出ます。これにより、鼻腔内の粘液や異物が洗い流されます。
  3. 反対側も同様に: 同じプロセスを反対側の鼻孔にも行います。

一部の人は、溶液が喉の後ろに流れ込むことがあり、これを口から吐き出すこともあります。これは通常、無害の水ですが、以下の点に注意してください。

  • 溶液を飲み込まないようにしてください。溶液が喉に入った場合は、口から吐き出すことが推奨されます。
  • 鼻うがい中は、リラックスして自然な呼吸を心がけてください。これにより、溶液が喉に入るのを防ぐことができます。

鼻うがい、口から出すコツ

鼻うがいで溶液を口から出す方法は、一部の人にとっては自然に行えるものですが、他の人にとっては少し練習が必要かもしれません。ここでは、鼻うがいの際に溶液を口から出すためのコツをいくつか紹介します。

  1. 正しい姿勢をとる: 鼻うがいを行う際は、頭を前に傾け、少し横に向けます。これにより、溶液が鼻腔を通って反対側の鼻孔または口へと流れやすくなります。
  2. リラックスして呼吸する: リラックスして自然に呼吸を続けることが重要です。緊張すると、喉が締まり、溶液が喉に入り込む可能性が高まります。
  3. ゆっくりと溶液を注ぐ: 鼻うがい器具を使用して、ゆっくりと溶液を一方の鼻孔に注ぎます。急に大量の溶液を注ぐと、喉に入り込むリスクが高まります。
  4. 喉の位置を調整する: 溶液が鼻腔を通過しやすくするために、喉を少し開けるようにしてください。これは、喉をリラックスさせ、やや開いた状態に保つことで達成できます。
  5. 口を開ける: 溶液が鼻腔を通過し始めたら、口を開けて溶液が流れ出るのを待ちます。最初は少し違和感を感じるかもしれませんが、慣れると自然に行えるようになります。
  6. 練習と慣れ: 鼻うがいで溶液を口から出すのは、練習と慣れが必要です。最初のうちはうまくいかないかもしれませんが、何度か試すうちにコツを掴むことができるでしょう。

これらのコツを試しながら、自分にとって最も快適で効果的な方法を見つけてください。しかし、溶液を口から出すことに不快感や困難を感じる場合は、無理をせず、鼻から溶液を出す通常の方法を続けてください。

鼻うがいの市販品おすすめについて

僕個人的には市販品を活用するより、自前で生理食塩水を作り、ネティポットで鼻うがいをするのがお薦めです。というのも、鼻うがいは毎日の習慣でするものであり、市販品を使うことで経済的コストが高くなりすぎるからです。

ですが鼻うがいに慣れるという意味では、最初は市販品で試す。そして鼻うがいを毎日の習慣にする価値があると判断したら、自前で生理食塩水を作るというステップがお薦めです。(僕自身もそのやり方で鼻うがいを習慣にしました)

なので初めて鼻うがいする人向けに、お薦めの商品をお伝えします。

小林製薬のハナノア

が初心者向けの鼻うがい商品です。鼻から出すタイプと口から出すタイプの2種類ありますが、無理に口から出す必要はないので、簡単な口からタイプがお薦めです。

ちなみに僕の場合はハナノアに慣れたら、生理食塩水に切り替えて、ネティポットを活用しています。ぜひ試してみてくだいさい。

鼻うがいのまとめ

最後にまとめると、

鼻うがいはアレルギー症状の緩和や呼吸機能の回復などの効果が大きい反面、間違った方法をすることで中耳炎や上咽頭炎になる危険もあります。正しい鼻うがいの方法を理解するようにしましょう。

以上。鼻うがいに関する記事でした。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

【Xフォロワー数4万人突破!】

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唐揚げ、チーズトンカツが大好きです!

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